がん治療は、後悔しない選択を!

乳がんで他人の無責任な代替療法を鵜呑みにし、後悔の念に苛まれながら他界された方のブログを転載します。

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私が、乳がんと診断された時。何の知識のない私にいきなり、3大治療の悪を伝え、抗がん剤が如何に悪いものであるかと伝え、僅か20%の人にしか効かないのだと伝え
私が無治療の道を進むきっかけをつくった張本人、K

確かに無治療を決めたのは私自身です。でもあの話を聞く前は私は腹を括っていたのです。上司に乳がんである事を伝え乳房切除しても仕方が無い、キチンと治療してきます。そう伝えていたのです。私はあなたの話を聞いてから、怖気付いてしまったのです。乳がんの治療で死んでしまうかもしれないのだと。

『他責にするな!』

私の会社でよく云われている言葉です。
私は何度この言葉を自分自身に言い聞かせたことか?

私の病状が悪化して、現在に至ることはKも知っています。
私はKから申し訳なかったと、ごめんなさいと云われたことは未だ一度もありません。Kは私の前から逃げてしまっただけなのです。

今思えば、K自身も私と同じ小心者で臆病で無責任な人間だったと云うことなのでしょう。

そんな人の言うことを信じた私が大馬鹿物でそんな人間のせいで、後1年しか生きられないかもと思うと、物凄く悔しくて、物凄く腹が立ちます。ブログを始めて、無治療の方からメッセージも頂きました。
本人に影響を与えた3大治療の悪を説いた人、殆どの方が言いたい事を言っただけで、後は無責任に逃げるだけのようです。そして、当事者の本人が後悔の元に取り残されるだけなのです。

 

その後、ご本人が他界されてから、生前に書き綴ったブログを弟さんが公開されていました。

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最後に私の言いたい事。
治療から逃げて無治療を選択したことへの後悔。
あの時、知人に相談しなければ、知人と出会っていなければそんなことばかりが頭をよぎります。
やはり、
私は乳がんから逃げず、前向きに治療した結果、死を迎えた訳ではない、この差はとても大きいなぁと思えてなりません。

末期は辛くて辛くて、決して楽に死ねません。
これは今まで抗がん剤治療をしていたからでもないと思います。(私の場合ですが)
現在、抗がん剤治療を止めて約2ヶ月。
死ぬときまで今の辛さから逃れられない、なんと辛いことでしょう。呼吸が苦しくて、食欲もなく、食べ過ぎると吐いてしまうし。

 

がんと告知された方
自分の病から逃げないで下さい。
偏った意見に惑わされないで下さい。
耳の痛い話にも真摯に受け止めて耳を傾けて下さい。

私は死んでしまったら終わり、と考えていません。
だってそうだったら、不公平ですからね。
この世の中には重い障害を持って生まれてきた人、自分の力ではなんともならない不幸な境遇の人、突然事故にあった人等々、それから私のように自分の人生、やり直しの大きな宿題を背負っている人。
もし来世で償いができるのなら、私は自分の人生一生かけて償っていきたいと思っています。

ありがとうございます。

 

ズッシリと重たい言葉が並んでいる。

代替療法を他人に平気で勧めるような人は、基本的に無責任で、臆病者かつ小心者で、現実逃避傾向が非常に強いというのはその通りだと思います。

 

私は甲状腺癌の告知をされる何年も前に、ライブドアショックリーマンショックで無職になり、経営悪化でで解雇されたり、渦中の外資系証券を派遣切りされた時に、多くの友人を失いました。失ったというより、積極的に絶縁してきました。無職になった途端、掌を返したかのように態度を豹変させた人、自己責任と叩きのめした人。大学出ているくせに結婚もしないでそのざまかよwとバカにした人。

気が付いたら友達はゼロになり、数年前に再構築しました。

そんな経緯もあってか、プライベートの友人はすでに自分の価値観や自分軸と相容れない人が殆どなく、今回告知して不快になるような人はいませんでした。

しかしながら、ワインやフラワーなどのアクティビティを通じて知り合った商人の中には、スピリチュアル、占い、タロットカード、パワースポット、安っぽい自己啓発、そして代替療法エビデンスの不明確な食事療法に異様なこだわりがあり、盲目的に信奉している人が一定割合でいます。特に教育水準が低く、キャリアもイマイチで、コンプレックスを沢山抱えている女性に顕著に見られます。そういう人は、西洋医学を徹底的に批判し、根拠のない神がかった手段に依存することで、自分が何か崇高な立場になったかのような錯覚を抱き、そうすることで承認欲求や自己肯定感を得ようとします。要するに、ありのままの自分に自信がないのです。私もそうかも知れませんが。

そして、そういう輩の提供するサービスは、大概が自分の趣味嗜好に全く削ぐわないということも判明。多くの体験レッスンは痛い授業料となりましたが、ブログやFacebookのお陰で、連中の価値観をジャッジするには良いツールが沢山登場したと思っています。

 

何を信じるのかは自由ですが、がん治療で後悔するような選択をしないということは、非常に重要だと思います。そして、善かれ悪しかれ、付き合うべき人と、付き合うべきではない人のフィルタリング機能ががん治療を通じて明確になる側面はあると思います。

私はライブドアショックリーマンショックがフィルタリング機能を果たしてきましたが、がん治療は命に関わるので、それ以上に大きいかと思います。

 

情報の取捨選択や治療法に関する軸足となるのは、最終的には自分の価値観に依拠します。標準治療を拒否することで、後悔のない人生だったらそれもありでしょう。

 

ちなみに私はがん封じのお参りなどには絶対行かないタイプです。戦前、玉封じのために出兵する兵士にご婦人方が銃後の祈りとして千人針を縫って渡していました。そういう類だと思っています。