がん哲学外来

昨日のサッカーワールドカップ予選のオーストラリア対日本の試合は、久々に見応えがあった。中田ヒデに面影が似ている井手口の後半のゴール、試合終了後の監督の「ありがと、ました」というたどたどしい日本語の挨拶など、印象に残るシーンが多かった。サッカーから沢山の元気を貰った。

 

さて。こんな記事を見つけた。

president.jp

4月に甲状腺癌を告知されてから、あまり生きた心地がしなかった。特に、人間関係で不快な人に対する気持ちが憎悪となり、黙って絶縁した人もいた。癌患者であることがバレたら弱みに付け込んできそうなクソでしかない輩を自己防衛的に未然に排除した。特にFacebookを商用として利用しているフリーランス、サロネーゼ、自営業者などである。連中の中には本業よりも、スピリチュアルやタロットカード、代替医療、占い、パワーストーン、安っぽ〜い自己啓発など、他人の不幸を飯にする自称カウンセラーとして活動している輩がいる。連中は友達ではない。そのくせ親しげな態度を装い、友達ぶり、「義理いいね!」を平気でやる。人のことを金ヅルとしか思っていないくせに、いけ図々しい。私が最も軽蔑すべき、卑しい輩だ。がんにならなくても、いずれ排除すべき人物だった。

 

なので、プライベートでは、実際に癌を通じて誰かに傷つけらたということはなかった。問題は会社だ。かねてより部長とは折り合いが悪く、現部署の仕事は自分に馴染まかった。癌を告知された4月以降、仕事に集中できない日が続き、重大なミスを何度か繰り返してしまった。そんなおり、部長から病後回復も大変だろうから、という理由をこじつけて前部署の左遷ポジションへの異動をほのめかされた。

現在、復職にあたり、会社が最もストレスであり、最も懸念材料である。病気の原因は、現在の勤務先のストレスだと思っているだけに、今後の自分の進展は、極めて悪影響を及ぼす可能性が高い。異動命令が出たら、癌が再発転移しそうだ。前部署は2年前にうつ病もどきになって、部長から強制的に1ヶ月間休職させられた場所だ。それを知っていながら元の部署に戻そうとする画策は、許しがたい。パワハラなり、なんなりで然るべき所に相談しようかと思っている。

 

ただでさえ、手術で心が折れているのに、追い討ちをかけるかのような左遷の可能性。

それでも強く生きなければならない。だけど、孤軍奮闘できる力が今の私にはない。メンタルケアを兼ねたがん哲学外来の扉を開けて、頼らざるを得ないところまで限界がきている。

しかし、前部署では、まだ折り合いが悪くなかった頃の部長が私を正社員として抜擢し、昇進も認められた。その実績だけが今は過去の栄光となっている。

 

どこで歯車が狂い、こじれたのか。 

答えは自分の中にある。

blogos.com

lite.blogos.com