怖い、不安だけど、、、

同じ病気であっても、症状は人によって千差万別。

 

術後半年経過しても声がかすれたままで、電話や商談がしにくいとか、首の締め付け感が全く改善しないなど、かなり後遺症のある人もいれば、術後1週間で飲み会に参加し、車を運転した人までいる。一方、調子に乗って術後祝いで退院1週間後にビールとスパークリングワインを飲んだら、むせて吹き出したという人も。正直、怖い。

 

とりあえず、私は再び元気に友人とワインを飲みたい。目標は1ヶ月程度を目安に。当面お酒は飲めないから、今週はたまたまとはいえ、かなり高級なワインを飲み納めした。ブルゴーニュムルソー、ジュブレシャンベルタンなどである。

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ただ、もともと体力がかなり弱い。約1年間バセドウ病だったこともあり、とにかく疲れやすかった。なので、まずは体力回復を主眼にしたい。スクワットとダンベルをやろうかと。バセドウ病だった時は、食べても痩せた。しかし、昨年末にほぼ治り、5kg太ってしまった。その間専門クリニックに転院し、数値も良くなったので、バセドウ病終了宣言していただくはずが、腫瘍発見となり、現在に至る。

 

体力に関しては、都合4回富士山に登り、2回登頂した経験をバネにしたい。そして、今後はハイキングや高尾山などの低山にチャレンジしたい。術後何年か経過したら、富士山再登頂も視野に入れている。登山のたびに息切れが他の人より酷かったのは、今にしてみればバセドウ病がその時からあったのだと思う。

 

以下、癌の術後、登山に挑んだ女性たちの記事。

https://gansupport.jp/article/series/series01/series01_01/12978.html

 

http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/personal/women/miyajima/essay/79.html

 

と、このブログを書いている間、LINEで快気祝いは目黒のイタリアンでワインというご提案をいただいた。早く乾杯したい。旧友連中と疎遠になってから、友達が1人もいなくなっただけに、本当にありがたい。

 

首が痛いと騒いでいる暇はない。幸い、現時点ではリンパ転移もしていない。実際は手術しないと分からないが、1.3cmの腫瘍だけだ。

 

喉がかすれるかもしれないと嘆いている場合ではない。ただ、声の不調を訴える人は割合としてかなり多い。会社にも、電話の応答は当面難しいリスクがあることを事前に伝えた。

 

家庭も欲しいと思わず、親しくなれる友人もごく一部で限られている自分。

 

別に大病を患っても、性格や人生観など変わらない。当たり前だ。

 

普通の人は、生きていることに感謝とか、生かされいることのありがたさとか、真摯に受け止めているのに、私はひたすら元気に乾杯したいという欲望ばかりだ。

 

欲望といえば、会社で唯一親しい同僚が、働きながら通訳学校に行くと宣言した。彼女は論理的に要領よく話すことが得意だ。

一方で私は書くことの方が得意だ。私も翻訳学校に行こうかどうか、検討している。今の会社に正社員入社できなかったら、派遣で外資系企業を渡り歩きながら、産業翻訳を目指そうと考えていた時期もあった。

 

少しは謙虚になればいいと思うが、どうやら無理らしい。それもまた自分だと思うことにした。