病気関連エトセトラ(本、NPOなど)

■本について

プライベートでは一部の友人に甲状腺乳頭癌であることを告白した。告白した時、ベンチャー勤務時代の朋友に紹介された本がこちら。

治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ

治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ

 

 著者はアクセンチュアを経てIT関連ベンチャーを立ち上げたものの、出張先のスイスで脳腫瘍のため、倒れた。それが癌との闘病の始まり。数年後に今度は悪性リンパ腫を発症。そして、2017年には白血病になり、癌を3度発症。現在も闘病中。会社は後継者に譲り、売却も行い、現在はファウンダー(代表権のない会長職に近い)として籍がある。

患者の立場で病院選び、主治医との関係構築法、メンタルの維持の仕方、情報戦としての癌の闘い方など、経営者目線での記述が非常に参考になった。生存率を高める術式を海外の文献なども調べて自分で模索する方法や、生存率は高くても術後のQOLが下がる術式のリスクなどに対する見解は、日々の経営の決断と類似している。

著者の奥さまが、ベンチャー時代の朋友の新卒時の会社で同期だったとのこと。著書の白血病寛解し、機会があれば、著書と会ってみたい。

患者さんに伝えたい医師の本心 (新潮新書)

患者さんに伝えたい医師の本心 (新潮新書)

 

 東大医学部心臓外科教授で現在三井記念病院医院長。乳がん闘病中のブログを通じて知った本。退院後に読んだ。医師の立場で医師との付き合い方、病院選びなどについて述べている。天狗になっているような若手医師への啓蒙的な記述もある。奥さまを乳がんで亡くした経験もあるため、患者の立場への理解もある。もっとこういう医師が増えて欲しい。

がんの半分はニセがん(IDLE)。 だから医師の私はがん治療は受けない

がんの半分はニセがん(IDLE)。 だから医師の私はがん治療は受けない

 

 こちらはざっとしか読まなかった。参考程度。一応、患者、医師、西洋医学外のそれぞれの立場の本を読むことで、情報武装しておくことは決して無駄ではなかった。

 

甲状腺癌については、有明癌研のサイトが充実していた。

 

■癌患者のよろず相談所について

www.nikkei.com

退院した翌日の日経夕刊に、癌よろず相談所のNPO法人マギーズ東京の記事があった。入院前に甲状腺癌の情報収集をしていた時に、たまたまこの存在を知った。こちらもイベントがあれば、足を運んでみたい。退院後、生活上の悩みや甲状腺癌患者との情報共有もしたかったので、こういう施設があると心強い。

日経夕刊は滅多に読まないのに、この日は何故か目を通していた。

 

■メディカルフィットネス

style.nikkei.com

医療機関と提携したフィットネスがあるということすら知らなかった。退院してから体力維持のためにジムに行こうと思っていたが、激しい運動は当面ドクターストップになっている。そういう時に医療提携しているフィットネスがあると、ありがたい。特に首に負担をかけない運動などは、素人にはなかなか分からない。

 

■スカーフコーディネートセミナー

首の傷を隠すためにスカーフを購入したが、服とのコーディネートや活用法が分からない。パーソナルスタイリストにアドバイスをもらいたいのだが、首の手術痕に理解力を示すスタイリストがいるのかどうか、不安だった。

それでもネットで画像検索し、自分の好きなテイストのパーソナルスタイリストを探していたところ、たった1分でピンポイントのパーソナルスタイリストが見つかった。

元看護師として、大学病院などに12年勤務した後、現在はパーソナルスタイリストとして活動し、スカーフのコーディネートセミナーも開催している方。

profile.ameba.jp

何となく、この人に呼ばれていると思った。

 

以上、退院後の生活向上の情報収集を一気に公開してみた。