手術の翌日の8月16日は、午後の紅茶のCM(8月11日より新シリーズ)をたまたま目にしたら、急に飲みたくなり、入院中はずっと飲んでいた。CMに影響されて商品意欲を掻き立てられることが滅多にない私としては、珍しい。よっぽど弱っていたのかな。
何が気を引いたかというと、ストーリーはもちろん、それ以上にCMの曲。
随分前に誰かが歌っていたカバー曲という記憶はあったが、誰だか思い出せない。調べたら、aikoのカブトムシだった。
原曲は青春時代に亡くなった恋人との思い出を回顧する歌詞なのに、CMの女子高生が歌うと、青春真っ只中の複雑な恋心に仕上がっている。このイメージの違いは編曲力?と思って、何気に調べてみた。
【TVCM】キリン 午後の紅茶「おちつけ、恋心。」篇、上白石萌歌さんの歌うaikoさんの「カブトムシ」を編曲させて頂きました。本日よりオンエアです。 https://t.co/7bvBA8t87s
— 山下宏明 H.Yamashita (@yamacimo) 2017年8月11日
万事が万事そういうわけではないが、作りながら自分の涙腺が緩む瞬間がないともうそれはすなわちダメなのだ、と確実に言える場合がある。今日ようやくその地点に辿り着けた。問題はこれをどう磨き上げるか。
— 山下宏明 H.Yamashita (@yamacimo) 2017年8月14日
この方が編曲しているみたい。
退院当日、地元の花火大会を自宅でボーっと鑑賞していたら、自然に涙が出てきて、感極まった。その瞬間を切りとって、短歌か散文か曲にしたいと思ったのだが、残念ながら私にはそうしたクリエイティブな感性がない。
そこで、比較的自分の状況に近いと思しき曲を代わりに掲載。エンドロールの映像を打ち上げ花火にすれば、良い感じになるかな。想定しているCMは、保険会社のがん保険😅😵
今日はマイクロポアロ3Mという傷口用テープの貼り替えをした。傷口が盛り上がって、ミミズのようになっている。ケロイドにならないといいのだけど。
右手の僅かな痺れは、ほぼなくなった。その代わり右足の軽い浮腫みが夜になると気になる。顎周りは相変わらず感覚が鈍い。首の軽い締め付け感と飲み込みの悪さは緩く続いている。声は9割方回復。バセドウ病だった時の暑さも感じなくなり、夏が去ったような感じで寂しい気もする。
本日はルミネには行かず、近所のクリニックで自治体が負担してくれる肝炎検診を受診。なんだか退院後の疲れが今更出てきて、午後は紅茶を飲まずに寝ていた。